こういうのを読むとちょっと怖くなりますね。
正露丸の作用は、その毒性の発現用量で現れます。すなわち腸管運動が神経毒によりマヒして下痢が止まり、知覚神経が神経毒により解離して腹痛を感じなくなります。虫歯に詰めると痛みがなくなるのも同じ原理です。
「正露丸」は元々は「征露丸」といって日露戦争に出向く兵隊さんに「極寒の地でもお腹をマヒさせて戦え」という医薬品とは思えないドーピング剤だったそうです。毎年のようにマヒ性イレウス、腸壊死、腎不全などで手術や透析にいたる例など正露丸の例が報告されていますが、テレビコマーシャルは全く使用上の注意事項を知らせません。
医薬品集などで正露丸の主成分クレオソートを調べると「歯内にのみ使用し、口腔粘膜に付着した場合、腐食する場合があるので直ちに洗い流すこと」と記載されており、服用など論外のようです。
一家にひとつはあると言われる正露丸には“注意”しましょう。
民医連新聞2002年12月1日 第1294号 より
何年も服用していないですが、こういうのを見ると飲めなくなるなぁ。^^;
訂正 2008.9
すでに3年前の新聞記事の引用になりますが、新しい情報と、Blogの特性上、過去の記事が検索で参照されることもあるので訂正を入れておきます。
まず、上記の新聞記事の参照先について訂正しました。あくまでの上記の記事については2002年の民医連新聞の記事になります。こういった記事や本サイトのようなblog、そしてほかでの誤った情報について問題視し大幸薬品から正露丸のクレオソートについての記事が掲載されるようになりました。
木クレオソートの誤解
記事によると、正露丸の主成分であるクレオソートには2種類有り、医薬品の木(もく)クレオソートと、防腐剤の石炭クレオソートの2種類があるようです。これが一緒くたになって「危険なクレオソート(石炭クレオソートの)を正露丸では使用している(本当は医薬品の木クレオソートなんですが)」という情報になっているようです。
おそらく新聞記事が掲載された当時は、こういった区別をきっちりと行うという指針や、そもそもクレオソートにいくつかの種類があるという情報の徹底も甘かったのかもしれません。
ということで、上記の新聞記事はこういった情報不足による誤りである可能性があるようです。(専門家ではないのでこの情報・解釈が正しいかどうかは保障できかねます)