Betaplayer の登場

投稿日 : 2005年1月6日 3:56

とりあえず作ってみたような響きのある Player 、Betaplayer は今やPocketPC の標準プレイヤーといっても過言ではないだろう。しかし、Betaplayer が登場するまでのPocketPCでのPlayer といえば、Pocket Media Player, PocketMVP、PocketTVなどであった。ユーザーはWMVであれば Media Player, DivXであればPocketMVP、MPEG1であれば、PocketTV というように動画のファイルタイプに応じてプレイヤーを使い分けていた。Betaplayer が登場した当初も、PocketMVPに変わる軽くてパフォーマンスの良いDivXプレイヤーとして登場した。リリース当時はその名の通りまだまだベータ版で、パフォーマンスもPocketMVPとそれほど大きな差がなく、SKINが使えるPocketMVPを愛用する方も多かった。

Betaplayer の発展で劇的なターニングポイントというのはあまりなかった気がする。しかし、作者Picard 氏の迅速な対応とパフォーマンスの劇的な向上、そして、PocketMVPのリリースの停滞とあわせて徐々にDivXプレイヤーとしての地位を確立していった。特にBetaplayer を有名にしていったのは PocketPC 初のVGAモデルである Toshiba e800へのサポートである。このサポートには2つの点がある。1つはVGAへの対応、そしてもう一つはGPUのサポートである。この2つのサポートによりPocketPCで高画質動画を見るということが容易になってきたのである。また同様にDivXフォーマットが市民権を得てきたのも拍車をかけていったことだろう。

すでにDivXプレイヤーとして不動の地位を気づきつつあるbetaplayerに加速をかけたのがさまざまなメディアファイルへの対応、Plug-in の登場である。始めはMP3をはじめとする音楽ファイルからであった。MP3情報を持つDivXのAVIのプレイヤーとしては当然の選択である。そしてここから各種メディアファイルへの対応が始まった。基本的にフリーウェアとして提供するため、作者Picard氏はフリーのコーデックを導入しそれをPlug-inとしてサポートした。このように対応したおかげで、その後のメディアサポートを迅速に進めることができたのである。

そのほかにもグローバリゼーションも重要なポイントである。リソースファイルを公開することで各国のユーザーによるローカライズを可能にした。この点もユーザーに受け入れられる重要な要素であった。現に日本語化ファイルの公開により日本でのユーザーは確実に増えていると確信している。

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